先日、パスワードの決め方について説明したときにGoogle Chromeのパスワード自動生成・保存を紹介しました。
パスワードのクラウド管理にはリスクもありますが、総合するとメモなどよりも安全なのではないかと考えています。
今回は、Googleアカウントのパスワード管理のしくみについて、便利さとリスクについて見てみましょう。
この記事ではAndroidスマートフォンを対象にGoogleアカウントのパスワード管理を説明しています。iPhoneの場合は、「iCloud キーチェーン」という同様な仕組みがあります。
Chromeのパスワード自動生成
アカウントを作成するときには、メールアドレスとパスワードを入力します。
このとき、Chromeアプリでインターネットを利用していると、「安全なパスワードを自動作成」という画面が出てきます。この項目をタップすると「推奨パスワード」が表示され、使用することができます。
![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-17.32.46-1024x583.jpg)
推奨パスワード
このパスワードは Google アカウントに保存されるため、覚えておく必要はありません。
Googleアカウントに保存されたパスワードは?
Chromeアプリの設定から、パスワードは確認できます。
画面右上の「︙(メニュー)」から「設定」、「パスワード」とタップしていきます。
![Chromeアプリのパスワード設定](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-17.58.55-1-1024x572.jpg)
Chromeアプリのパスワード設定の画面
パスワード設定の画面では、パスワードの保存・自動ログインのオン・オフ、そして保存したパスワードの管理ができます。
![Chromeアプリのパスワード設定](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-18.01.13-1024x562.png)
保存されたパスワードはウェブサイトのアドレス(正確にはドメイン)ごとに管理されています。
タッチすると、サイト、ユーザー名、パスワードを確認することができます。
![Chromeアプリの保存パスワードの管理](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-18.03.38-1024x569.png)
![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/instructor-m.png)
スマートフォンに保存されているパスワードを知りたいときは、ここで確認できるわけです。
Googleのパスワードマネージャー
保存済みパスワードは、インターネットからも確認できます。パスワードマネージャー(passwords.google.com)にアクセスします。
![Googleアカウントのパスワード・マネージャー](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-17.37.56-1024x565.png)
Google パスワードマネージャーは、Android や Chrome に保存したパスワードを管理できます。
![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/instructor-m.png)
パスワードがChromeアプリではなく、Googleのサーバーで保存されていることがわかりますよね。
Googleアカウントでログインすると、保存されているパスワードのリストがあります。
![パスワード マネージャーにログインする](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-17.49.42-1024x577.png)
サイトのパスワードを確認するには、再度パスワードの入力が必要です。ここで、ID・パスワードをコピーしたり、閲覧・編集・削除ができます。
![保存パスワードを確認する](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/ScreenShot-2021-01-09-17.48.33-1024x580.png)
![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/instructor-m.png)
Googleアカウントでパスワードが管理できるんです。
Googleアカウントのパスワード管理の便利さと危険性
Googleアカウントのパスワード管理は、とても便利です。複雑なパスワードを設定しても簡単にログインできます。きちんと2段階認証の設定を有効にしておけば、外部からアクセスすることは難しいです。
もちろん、インターネット上のGoogleサーバーにパスワード情報を預ける以上、自分で管理するのとは別のリスクもあります。困難だとしても不正アクセスの可能性もありますし、Googleからサービス利用を停止されることもありえます。
ただ、リスクはクラウドだけではありません。メモなどのアナログな方法にだって、落とし穴はあります。
また「Googleに依存しすぎるのが心配」という場合は、有料のパスワード管理アプリがあります。
↓ 有名なものだと「1password」など。
![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/706dd08414d534fb68c6129b17bf2fab.png)
![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/instructor-m.png)
無料のパスワード管理は、よほど信頼できる会社でなければオススメしません。理由は、何で収益を確保しているのかわからない場合、自分の個人情報が売られている危険性があるからです。
パスワードで管理するもの価値が大きくなれば、このような専門のパスワード管理サービスも検討するとよいと思います。
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![](https://chiilabo.co.jp/wp-content/uploads/2020/10/ScreenShot-2020-10-17-13.52.53-160x99.png)
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